CSS Nite in Ginza, Vol.38に行ってきました
『海外IA最新レポート:これからのIAが担っていく役割』
/長谷川 敦士(コンセント)
会場でさくっととったメモをアップ。
音声公開されたらもうちょっと直したい。
IA Summitとは
- 年に一回開催される国際会議@北米
- IA、IxD、UXに関わる人500人ぐらいが集まる(日本からは数名)
- IA Instituteが発足
- ベテランからビギナーまで
- セッション内容
- プロセス・手法、新しい理論、ケース、コミュニティ
- YUIが作成される前、ここで議論された(巻き込む人を増やそう!というのが米の考え)
- 最近のトレンドトピック
- Web全体をひとつの情報空間ととったとき、ナビゲーションをどのようにすればよいか、などなど
- みんな開示していって、融合していこう
- 地元に戻って報告会をすることを推奨されている
- IA Summit Redux Tokyo(東京版)
- 9月にはIAで有名なAdaptivePathがやっているUX Intensive報告会が日本で実施される
- 詳しくはIAAJ.org
Enterprise IA
- エンタープライズ情報アーキテクチャ、という概念
- いっぱいブランドがあるような企業がつくる場合どうしたら効率がいいか
- 全体ルールと個別ルール
- なんの効果が見込めるか
- どっから手をつければいいか
- 事例:Amazon、HotWire、REI(米の総合アウトドア会社)
- ROI/効果指標
- それ以上になにかをやっていく場合、きちんと説明する必要がある
- スライドシェアで色々な資料が公開されている(英語)
- ⇒IAカクテルアワーなどに気になるものを持ち込んでくれれば議論が可能
- デザインを先にリニューアルして、後から新機能を実装
- 影響が少ないユーザーから新機能を実施していく。フェイズドアプローチ(Amazon)
- ⇒ノンクッキーユーザーからクッキーユーザーへ
- ブランド戦略
- Apple⇒あっぷっるというブランドを強調(すべて同じグローバルナビのもとにサイトが展開されている)
- カネボウ化粧品⇒各ブランドのヘッダーが異なる
納品物フォーマットのトレンド
- eight shapes社が中心となって議論されている
- 誰を相手にするとどういうドキュメントが役に立つか、ニーズがあるか
- ⇒IAにはこれが不要だが、他の人にはとても役に立つ、といったようなもの
- ストーリーボード
- テンプレートを無償で公開している
- InDesignで作成していることに決めている
- 徹底的にテンプレート化する。
- 誰を相手にするとどういうドキュメントが役に立つか、ニーズがあるか
Webエコシステム
- サイトストラクチャー
IAからUXへ
- BigとLittle
- Webチームに必要な人材をまとめた概念図
- PMの下にさまざまな役職が配置される
- ⇒LittleIA
- ⇒BigIA(プロデューサー的な役割。誰でもできるものではなく、ある程度の経験が必要)ユーザーエクスペリエンスデザイナーと呼ぶべきではないか。ということが議論された
- PMの下にさまざまな役職が配置される
- IxD(Interaction Design)
- 端末のデザイン
- 調査を行ってデザインをしていく
- ⇒IAとやってることあまり変わらないんじゃないか、と両方の業界で言われている
- UX:User Experience
- ユーザビリティを担保する
- 使いやすさ楽しさを実現する(ざっくりとしているが)
- みんなまとめて「UXD:ユーザーエクルペリエンスデザイナーでいいんじゃないの?」
- 閉会の際、1時間ほど話された
- 会場に悲壮感が漂った
- どこからどこまでやる人なの?IAって言葉は存在しないほうがいいの?といった内容が後日ML上で議論されている
- 役職を細分化するアメリカだからこそ湧き出た議論
- ワイヤーフレームを書く
- 用件定義書を誰が書くか
- ワイヤーフレームはIAじゃないよ、と言っているが議論はされている(そういうことが好きな人たちだから)
- 9月の4日にIAカクテルアワーが開催される