女一人で挑む2016年2回目の富士山 須走ルート編その2 - 六合目まで孤独な道のり
鳥居をくぐり先に進むと、舗装された道がなくなり本格的な登山道へと切り替わります。
道幅が狭いところが多々あり、譲り合ってすれ違わないといけません。
須走ルートを歩いていて最初に驚いたのが、山道特有の挨拶文化があるっていうこと。吉田ルートでは挨拶を交わした記憶がほとんどないんですが、須走ルートはかなりの高確率で挨拶を交わしました。人が少ないからなのかな?と思ったり。海外の人も片言の日本語で挨拶をしてくれるのでほっこりした気持ちになります。
相変わらず曇ってはいるものの雨は振らなさそうな気がしたので、雨具(下)を脱ぐことに。あと、まだトレッキングポールの必要性を感じない、むしろ邪魔だったのでしまう。これでかなり身軽になり動きやすくなったのでさくさく進むことにします。
下り専用の砂走りの分岐を過ぎて登り専用の道を進むと、ほとんど人がいなくなります。とても孤独。
静かすぎて、鳥のさえずりが響き渡っています。
突然視界がひらける!これが最後の青空だった、ってことになる可能性もあるのですかさず撮る!
段々登りがつらくなってきたので、この辺でトレッキングポールを使いはじめる。これ以降、ずっとトレッキングポールを使うことになります。
10:46、六合目(標高2400m)に到着。五合目からここまでにかかった時間は90分。前よりはちゃっちゃと歩いたつもりだったけど、ガイドブックにのっていたコースタイムより30分も遅くなりました。
ここでちょっと休憩。山小屋の方に、「おねえさん、吉田ルートも行ってきたのかー。木札いいね。」と話しかけてもらう。
どうやら、缶バッチに雷が落ちるから危険とかなんとかでクレームがでているらしく、吉田ルートはすぐ木札に変更したのに須走はいまだ缶バッチのまま、ということらしい。この日は雷注意報がでていたのでちょっとびびりました。雷がなったら缶バッチをしまおうかな…。
続く。