
神津島にやってきた目的でもある、天上山のトレッキング。たっぷり堪能したかったので、旅行2日目は登山と温泉の予定しか入れてませんでした。恐らく相当つかれるであろうし。
そんな天上山の標高は571.8mとかなり低め。高尾山の標高は599.3mなので、ほぼ高尾山ぐらいって考えると難易度はかなり低めと思うじゃないですか。実際に登ってみたらそんなに楽勝感はなく、天上山全体を堪能しようとすると見どころが満載でかなり体力をつかうことになります。
行きは黒島登山道、帰りは白島登山道

登山道は2つ、黒島登山道と白島登山道があります。民宿のお父さんが車で送ってくよーと言ってくれたので、お言葉に甘えて黒島登山道の入り口まで送ってもらいました。30分ぐらい時間が短縮できるのでほんとうにありがたかった!

トレッキングポールは持参していなかったので、入り口にあった杖を一本お借りします。
8:50、登山スタート。

植物がわさわさ覆い茂っている間を進みます。

岩を登るところも何箇所か。普通のスニーカーでも登れますが、トレッキングシューズじゃないとちょっと怖いなーという感じの道が結構あります。

見晴らしは常に最高。日陰がないので帽子はあったほうがいいです(忘れました)。

あっという間に九合目。

黒島登山道、最後の上り。

9:48、10合目到着。写真撮りつつのんびり登ったので1時間ぐらいでした。早い人だと30分少々で登れちゃうらしい。

山頂MAP。できるだけたくさんの場所を見て回りたかったので、千代池に立ち寄った後はぐるっと時計回りに進んでみます。
千代池

千代池までの道のりは、背の高い草が覆い茂った道を進みます。巨大迷路に迷い込んだような気分になります。

上から見下ろした千代池。水がちゃんとあった池はここだけでした。

表砂漠

ジブリにでてきそうな道。

一気に視界がひらけて、背の低い草木の間を通って進みます。

そして突然、砂だらけの道に。山頂っぽくなくてびっくりします。

表砂漠到着。
天上山最高地点

一番高い場所なだけあって見晴らし最高。風の強さも最高。ということでささっと次の場所に向かいます。
不入りが沢

「はいらないがさわ」と読みます。水配りの神話の舞台となった場所なんだそうな。
ババ池

ババ池周辺の道は草木がすごすぎで、道はほんのりとしか見えません。草木の攻撃がすごいので、肌を覆った服装がおすすめです。長袖とタイツで手足を覆っていたものの、かなりチクチクしました。

ババ池はパスして、違うルートを進んだ方がきっと快適です。
天空の丘

場所のネーミングにぐっとくる・・・!景色も素晴らしい。他の伊豆諸島の島々もちゃんと見えます。
不動池

どこからどうみても「君の名は。」っぽい。

色々な角度から写真を撮りまくる。

池の畔にあるベンチでお昼にします。民宿の近くにあったパン屋さんで買ったメロンパンとホットサンド。
新東京百景展望地

ここは伊豆諸島の島々と、三宅島が一望できる場所。景色がいいところが多すぎて、ここが特別すごい!!って感じはなくなってきます。全部満遍なくいい景色。

神津島の断崖絶壁がかっこよい。
裏砂漠

表と比べるとこっちの方が砂漠感たかめ。ガラーンとしか雰囲気がより砂漠っぽい。

人は極たまにしか遭遇しないので、完全に一人の世界に浸れます。考え事が捗る捗る。
裏砂漠展望地

裏砂漠の東側には絶景の展望地が。もはやたそがれることぐらいしかやることない。

また裏砂漠に戻り、表砂漠経由で白島登山道へ向かいます。

砂漠の中にも道っぽいものがあります。地元の方が整備してくれているんでしょうか。

表砂漠、通るの2回めだしさくさく進もうと思ってふと海の方をみると、これまた見事な光のカーテンが。海がところどころ照らされていてしばし見とれてしまう。同じ場所でも通る時間によって全然景色がかわってくるので、表砂漠2回通過も悪くない。むしろ2回通過してよかった。
白島登山道で下山

物語の世界のような小道を通り、

14:02、杖を返して終了と思ったらここはまだ下山道の中間地点ぐらいで。ここから先は岩の道になっており、疲れでちょっと気を抜いていたら石のところで滑って前のめりに転倒する始末。下山時はほんと要注意です。
この後は宿に荷物を置いて、最終バスに乗って温泉へ。登山のあとの温泉ってなんであんなに幸せな気持ちになれるんでしょ。

温泉に入って、バスはもう無いから歩いて帰るぞって外に出たらこの景色。最高かな。