オーロラ観測記録@カナダ ホワイトホース(2017.01.16〜18)
カナダのホワイトホース、敷地内からオーロラが見られるロッジに宿泊した3夜の記録です。
初日(1月16日)
ホワイトースはポカポカ陽気。普段は−20度、−30度になることもある季節だというのに、この日は夜になっても0度前後。とっても珍しいことなんだそうな。
星空がとんでもなく綺麗。今まで見たどの星空よりもすごくて、星空だけでもかなり満足度高い。
日本で見るオリオン座と距離感が違う。写真だとそうでもないんですが、近くて大きかったんです。
20時過ぎ、北の空を見るとほんのり白いもやもやが。オーロラは生で見ると白いと聞いていたので、雲とオーロラはどうやって見分けたらよいのかロッジのスタッフさんに聞いて見ると、
「写真を撮ってみて緑にうつっていたら、それはオーロラですよ。」
と。
雲の後ろがほんのり緑っぽい。どうやらオーロラが一応でてるらしい。
時間がたってもカーテン状にはならずずっと薄い雲のようで、オーロラ感ゼロ。そもそもオーロラレベルが低いとされていた日だったので、この日は早々に諦めて就寝。
二日目(17日)
気温は−10度ぐらい。オーロラレベルは中程度。そこまで寒くなかったので、初日よりは頑張ってオーロラ待機。
21時半過ぎ、北の空にオーロラがではじめる。この日もやはり白いけど、初日とは明らかに違う感じがして期待が高まる。
カーテンができはじめると、ここからはどんどん広がっていきます。
白いオーロラなんて雲と区別つかないしイマイチだなーと思ってたんですが、カーテン状に広がっていく様は明らかにオーロラで。これが自然現象だなんてすごいなーって、涙が出そうになった。
北東から北西まである程度横に大きく広がったらそこで動きが停止。雲もではじめる。体が冷えてしまったので22時過ぎに一旦部屋に退避。
そして23時頃、再び外へ。
全体的にもわーっとしていて、さっきよりもまあまあ広がった?っていうぐらい。
二重になり、突然どんどん広がりはじめる。さっきのと比べ物にならないぐらいすごい。
北西の方にも広がっているけど入り切らないので、北東の空を必死に撮影。
星空を撮るときの設定のまま、シャッタースピード20秒で撮影していたのですが、ロッジのスタッフさんが
「オーロラに動きがあるときはISOを少し上げてシャッタースピードは3、4秒ぐらいがいいですよ」
と教えてくれました。そうするともやっとしないらしい。
シャッタースピードを3秒ぐらいにしたけど、それでももわっとしてしまう…オーロラ難しい。
ゆるりと変化していた北西の空も急に激しく変動しはじめる。
最終日(18日)
朝からずーっと曇り。遠くの山は霧で全く見えない。この日は天候が変わる気配がなく、かなり絶望的。せっかくオーロラレベルが高いと予想されていた日だったのに…残念すぎる。
21時でこの空模様。毎日綺麗な星空が広がっていたのに、何も見えない。
スタッフさんにいわく、こういう天候でも晴れてくることもあるし、ずっとこのままということもあるとのこと。
朝の4時に宿をでることになっていたので、だめもとで一晩中定期的にチェック。
写真で見るのと肉眼で見るのとでは見え方が全然違う
オーロラレベルが強いと肉眼でも色付きのオーロラが見られるみたいなんですが、わたしが今回見たのはすべて白いオーロラ。
肉眼でみた光景はこんな感じでした。
※Photoshopで無理やり白っぽくしてます
今回、動きが割と激しいオーロラを見ることができたのでほんとうによかったですが、やっぱり色付きのオーロラを見てみたかったなぁと。ということで、今度はアラスカか北欧に行ってみたい。