山奥にある三斗小屋温泉を目指し、那須岳(茶臼岳、朝日岳、三本槍岳)に登ってきた
梅雨の真っ只中、那須塩原にある那須岳に1泊2日で登ってきました。那須岳というのは、Wikipediaによると茶臼岳の別称と書かれているのですが、日本百名山の著者は本の中で、「那須岳とは茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の総称のことを指す」と記しているんだそうな。今回、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の3つすべてを登ってきたので、どちらにせよ「那須岳」には登ってきた、ということになりますはい。
今回は登山よりも温泉がメイン!むしろ温泉旅行!と言われていたのですが、結果そんなあまっちょろい感じではなくがっつり登山をしてかつ温泉も堪能、という感じになりました。メンツは、登山慣れしている男性2名と、わたし、という3人構成です。
目次
那須塩原駅からバスで那須ロープウェイ山麓駅へ
鈍行でもいけますが、さくっと新幹線で那須塩原駅まで行きます。その後はバス(那須線)で那須ロープウェイ駅まで。バスの乗車時間が90分近くあって地味に長い。うつらうつら…
片道切符を購入していざ。ロープウェイ山頂駅までの時間はあまりにも短くてあっけない。
で、山頂についてさぁいくぞーって外に出たら、雨。晴れ予報とかあてにならない、天候の変わりやすさよ。すごすごと室内に戻って雨の準備をしてから再出発。
茶臼岳(1915m)の山頂で天候が急激に悪化
ロープウェイ山頂駅の時点で茶臼岳9合目らしく、山頂はもうすぐそこ。下界はそこまで視界不良ではなかったのですが、上は真っ白で山頂がどこか全くわからない。
途中で雨が弱くなったり、たまにやんだりもしていたので、なんとかなるんじゃない?って思っていたころの様子。
このあと、遠くの方でゴロゴロと雷の音が…。まずい気もするし、けど山頂はもうすぐそこだし、まぁ行ってみるかーと軽い気持ちで先に進んでしまったのです。
茶臼岳山頂についた時は小雨程度。休憩しつつ写真を撮ったりしていたところ、突然のひょう。
ひょうのサイズはそこまで大きくはなかったんですが、勢いがありすぎて痛い。あぁこれはまずいなということで避難小屋をめざして先にすすむも、暫くの間はひどい雨風の中をすすむことに。雷が落ちたら死ぬかもっていう恐怖感でかなり焦りました。ロープウェイ駅でもう少し天候の情報収集をしたり、しばらく待機とかすべきだったのかなーと、あとになって後悔。山をなめたらあかんかったです。猛反省。
避難小屋から三斗小屋温泉までの道のり
避難小屋につくころには雨はあがっていて、むしろ日差しがでてきて、ただひたすら風が吹き荒れていて凍えてました。避難小屋は人がたくさんで入れなかったので、小屋の外でささっと持ってきたおにぎりを食べて出発。
この後はただひたすらくだり、もしくは平坦だったので楽ちん楽ちん。
三斗小屋温泉 煙草屋旅館に宿泊
ロープウェイで茶臼岳9合目を出発してから約2時間半で、この日の宿である「三斗小屋温泉 煙草屋旅館」に到着。
本館の入り口で受付、支払いをすませて、温泉の簡単な説明をうけ(このお風呂は何時〜何時までが女性専用ですよーとか)、部屋に案内されます。
本館とは別の建物(別館なのかな)の2階、広さは六畳ぐらいのお部屋でした。
隣の部屋との間に廊下があったので、そこそこプライベート空間が確保されてます。宿の名前の通り、かなり旅館っぽい。
16時半から夕ご飯で、混浴露天風呂の女性限定タイムが15時から17時。夕ご飯があるから実質16時20分ぐらいまでってことになるので、速攻で露天風呂に向かいます。
露天風呂はこの先15秒ぐらい歩いたところにあります。この日宿泊してる女性客がこの時間帯にどばっときていたので大賑わいでした。すごい開放感で何とも言えない素晴らしさよー。大自然最高。
そしてどーしてももう一回入りたかったので、午前3時ごろ人がいないのを確認して再び露天風呂を堪能。最高でしかなかった。
ちなみにどんな露天風呂だったかは、以下のサイトがわかりやすいです。
三斗小屋温泉 煙草屋旅館 - 秘境温泉 神秘の湯
露天風呂では石鹸類が使えないので、洗浄したい人は内湯を使います。内湯はやや広めの混浴風呂(女性限定タイムあり)と女性専用風呂の2つ。夕ご飯までのスキマ時間にささっと女性専用の方に行ってきたのですが、かなり狭い。洗い場0.8畳、湯船1畳ぐらいだったような。
夕ご飯は大広間でみんな一緒に。はぁ、ビールうまい(旅館で1缶500円で売ってます)。
日が沈むのを見届け、持ち込んだビールを飲みながら部屋でだらだらして、就寝。消灯21時ってはやいなーって思ってたのに、どの部屋の人もその前に割りと力尽きてたようでした。
朝日岳(1896m)
源泉から朝日岳までの道のりがこれまた結構長いんですが、そこまで辛い道のりじゃないっていうのと、天気がよく景色が最高だったのですごくよかったです。