2泊3日の屋久島旅行 - 縄文杉トレッキングツアーに参加してきた

先日、友人と2人で念願の屋久島に2泊3日で行ってきました。1日目は鹿児島空港から鹿児島本港南埠頭に移動し、そこからトッピーという船に乗り屋久島に上陸。2日目はこの旅のメインイベント、縄文杉トレッキングツアーに参加してきました。これが想像よりもかなりハードで、途中何度も心が折れましたが、既にまた行きたいなーって思ってるぐらいにはとても魅力的な場所でした。

撮影した写真から各地点の通過時間を抽出してみたのが以下。

6:15 屋久島自然館（シャトルバスで荒川登山口へ）
6:50 荒川登山口（トレッキングスタート）
7:44 小杉谷小学校跡
8:44 楠川分かれ（他のお客さんと合流するため10分ぐらい待機）
9:54 大株歩道入口
11:09 夫婦杉
11:32 縄文杉

==お昼休憩30分ぐらい→12:00頃出発==

13:03 ウィルソン株
13:36 大株歩道入口
14:57 小杉谷小学校跡
15:40 荒川登山口（トレッキング終了、シャトルバスで移動）
16:38 屋久島自然館

朝はその日一番最後のシャトルバスで向かったんですが、途中で休憩しているグループ、ゆっくりペースのグループをガンガン追い抜き、結果8時間50分で登山口まで戻ってきたことになります。ツアー日程表では11時間って書いてあったからだいぶ早かったことになります。

私、友人、途中から20代なかばの男性1人が合流し、合計3名＋ガイドさんでトレッキングしたのですが、割とみんな体力があったせいなのかガイドさんのペースが容赦なく早い。誰かが遅れても「がんばれーがんばれー」って言ってくれるけど基本待ってはくれないので、それはそれは必死についていきました。その必死についていかないとやばい感が…たまらなく楽しかったんです。縄文杉に到着した時と登山口まで帰ってきた時の感動が半端無かったです。

雨が多いと言われている屋久島ですが、天候に関しては予想外にいいお天気で。夕方からやや強めの雨が降りはじめてきましたが、ハイペースにさくさく進んでたおかげで最後にちょっと雨を堪能したぐらいですみました。雨が降っていない時に思う存分写真を撮れたのもよかったです。

雨にびびって普段メインで使っているミラーレス一眼は持っていかずに、CanonのS95というコンデジを持参しました。一眼もっていけばよかった…

Canon デジタルカメラ Powershot S95 PSS95 1000万画素高感度CCD 光学3.8倍ズーム 広角28mm 3.0型液晶 F2.0

バスで荒川登山口に向かう途中の風景。今にも雨がふりそうな雰囲気のどんよりした曇り。

バスチケットは前日に宿近くのお店で購入しておきました。

ここからトレッキングスタート。もうほとんどのグループが出発したあとだったので人もまばら。

もののけ姫の舞台は「白谷雲水峡」というところなんですが、縄文杉トレッキングの途中で見ることができるココも「もののけ姫」の舞台もどき、らしいです。

小杉谷小学校跡

川の透明度がすごい。天気がよかったらもっとキレイだったんだろうなぁ。

昔々、家があった残骸の瓦。苔に覆われて自然の一部になっている様がなんとも。

ナチュラルに鹿が登場します。

楠川分かれ

バイオトイレ。ニオイはそこそこしますが、ちゃんとしたトイレ設備があるのはとてもありがたい。

大株歩道入口のトイレは、この先トイレがないためそこそこ混んでました。

平坦なトロッコ道はここで終了です。ここから縄文杉までは劇的に難易度があがりまして…心が何度も折れました。ちょっとなめてました。ここからが本番だった。

メデューサと呼ばれているらしい木。

縄文杉じゃなくても立派な杉が随所にあります。

手をつないでいる夫婦のような夫婦杉。

縄文杉目前の看板。かなりへばってましたがこれ見てちょっとテンションがあがり・・・

縄文杉に到着！
写真だと全然迫力のある感じがでてないですが、実物はこの数百倍のすごみがありました。

ちなみにですが、縄文杉に近づけるぎりぎりまで近づいてしまうと全体がおさまりません。わたしの場合は、ガイドさんが撮影ポイントを教えてくれたのでサクッと縄文杉全体を撮影できました。ありがたやありがたや。

縄文杉と私。
行きのシャトルバスにタオルを忘れてしまったので髪の毛びっしょびしょ・・・。タオル無しはつらかった。

縄文杉後、少し戻ってやっとお昼。ガイドさんからインスタントお味噌汁もらいました。

達成感ありすぎてお弁当がめちゃくちゃうまい。速攻でぺろり。

休憩中、近くによってきた子鹿。人に慣れてる。

帰りは行きよりも渋滞がよくおきてました。すれ違うのが大変なポイントでどうしてもつまってしまう模様。譲り合って徐々にすすみます。

とにかく、下りが地獄すぎて本当につらかったです。太ももの筋肉ってこんなにぷるぷるするのねってぐらい、ぷるぷるガクガク。階段が延々と続くし、階段が途切れても根っこと岩の急激な下り坂で滑りそうでひねりそうで怖いし、ガイドさんのペースは相変わらず早いし。年配ガイドさんなのに恐るべき健脚。

ハートなかたちで有名なウィルソン株。

天気よすぎる美しすぎる…

トロッコ道の安堵感よ。足はいたいが平坦なのでなんとか進めます。下りはほんときつかった…

線路と同化してた蛙。びっくりして変な声がでた。

こんなにいいお天気なのに…この直後から雨がぽつぽつと降り出しました。

少し雨宿りがてら休憩することに。雨は雨で風情があってとてもよい（もうすぐ終了だから言えるセリフ）。

ガイドさんの指示で、レインウェアは着用せずに折りたたみ傘で登山口まで戻ることになりました。
歩きながら撮影してるのでぐらんぐらんしてます注意。

荒川登山口着。
あぁやっと終わる感と、え…もうおしまい…？の寂しい感の両方の感情が押し寄せ、最終的には達成感がとにかくすごい。来てよかった感しかないし、屋久島行こうって誘ってくれた友人には感謝しかない。

違う季節にまた来ようと思います。同じガイドさん指名で。