女一人で挑む2016年2回目の富士山 須走ルート編その8 - 延々と続く地獄の砂走り
吉田ルートとの大きな違いは、下山道の途中に「砂走り」があるところ。砂走りとは、読んで字のごとく砂の上を走るように駆けおりることができる下山道です。砂がふかふかで一歩足を踏み出すとずさーーっと滑るので、ぱっぱと進めるってわけです。言葉だけだとすっごく楽ちんそうな感じがしますが、実際はそんなに甘くなかったです。
砂埃がすごいらしいので、おまけでもらった超絶短いゲイターを一応装し、顔まで覆えるネックカバーも装着。息苦しいし蒸れてつらいですが、これのお陰でそんなに日焼けもせず顔が砂だらけになることもなかったので、つけておいて正解だったと思ってます。
8:50頃からくだりはじめます。眼下に広がる景色が美しいと、つらいつらい下りもちょっとはマシになるってもんです。前回の下りは終始真っ白な景色で、心底つらかったんです…。
しかしまぁ、砂走りまでが遠い。いつまでたってもそれらしきものが見えないので、普通の道を淡々と下ります。
景色は素晴らしいんだけど、早く下山したくてもう心が無になってるあたりがココ。
日差しが和らいで気候はとてもよい。寒くはないし、熱くもない。
10時頃、やっと砂走りっぽいところに到着。確かに道が砂でふかふかである。
動画だと少しは伝わるでしょうか。撮影しながらなのでノロノロ歩いてますが、実際はもうちょっとずさーーーずさーーーとテンポよく歩いてます。
あぁもう砂払いお腹いっぱい、もうそろそろ終わるかな…?終わりかな…?
と思ったらまだまだ続く砂走り。予想以上に砂走り箇所が長くて体への負担がものすごいです。足もガクガクだし、腹筋あたりもやばい。下山後に腹筋がぴくぴく痙攣していたので、よっぽどだったんだと思います。
10:50頃、砂払い五合目に到着。50分間ずっとずさーーーずさーーーはかなりきつかったです。
11:30頃、須走口に到着。下山にかかった時間は2時間40分ほど。
須走口のいいところは、こじんまりとしていて色々分かりやすいところ。バスの時刻はひと目で分かるし、バス停も分かりやすい。観光客がほとんどいなくて登山客ばかりなので、人口密度も低い。
吉田ルートと須走ルート、どちらの下山道もきつかったですが、須走ルートの方が下山した後ゆっくり休憩できてよかったです。
ご飯を食べる時間はなかったので、さくっとソフトクリームを食べてからバスへ。
帰りは、御殿場駅から新宿まで乗り換えナシでいけるロマンスカーに乗車。
御殿場発、新宿行きのロマンスカーは本数が1日に3本のみ。13時発を逃すと次は18時頃になるので、なんとか間に合ってよかったです。