女一人神津島の旅 - 単独での星空撮影はちょっと苦労したけど見応えあった
伊豆諸島の島々は星空がきれいと聞いて、神津島まで頑張って三脚を持ってきました。私が神津島に滞在した時期の月入り時刻は19時半〜20時頃、星空撮影の条件はなかなかよいはず。だったんですが、民宿のベランダから空をみあげてきても、星空はぼちぼちといったところ。自分の地元とあまり変わらない…あれ…
村落はそこそこ明るいので、撮影場所が肝心
神津島でいい感じの星空を撮影している人のブログを見てみると、赤崎遊歩道、三浦湾展望台、神津島空港がオススメの場所としてあげられているのですが、夜に一人で村落から徒歩で行くには厳しすぎるんです。
なんとか行けそうなのが「ありま展望台」。日中に徒歩で行ってみたので場所は分かるんですが、夜道は絶対怖い。ありま展望台まで行けなくても、道中であたりが暗い場所ならなんとかなるかなーと向かってみることに。
神津中学校の南側の山道を進みます。
左側に見える建物が神津中学校。せっかく登山用のヘッドランプを持ってきたのに民宿に忘れてきたので、iPhoneのライトを照らしながら進みます。この道を直進した先で天の川が見えたので試しに撮影してみる。
たぶん、天の川なはず?夜道を進むのが怖い人はこの辺で十分かもしれません。
この場所、悪くない気がする。部活中のクラリネットの音が聞こえてきて暗闇の怖さも半減。
頑張ってもう少し先に進みます。昼間は多少車が通ることもあったんですが、私が撮影中は一台も通らず…風で揺れる木の音しかしない。完全にこれは肝試し。
背後の木々。星空撮影用の設定で撮っているのでかなり明るい木々にうつってますが、実際は暗黒の木々でもっと怖いです。
もっと見晴らしのいい場所で撮影したい場合は、やはりありま展望台まで行く必要がありそう。民宿の人と仲良くなって車を出してもらうしかない。
女一人神津島の旅 - 行き12時間、帰り9時間15分の船旅
オフシーズンになり、やっと行ってきました伊豆諸島の神津島。
夏に行こうかなーと調べたら、繁盛期はそもそも一人の予約を受け付けてなくて…この時期になるのを待ってました。いやむしろ山がメインなので、夏よりもちょっと涼しくなったこの時期が私にとってはベストだったのでちょうどよかったです。ということで、まずは船の旅編です。
寝る準備をすませた身なりでいざ竹芝へ
この日は会社を早退してちゃっちゃとシャワーを浴び、夕御飯を食べて歯を磨いて、寝る準備をすませた状態で20時半過ぎ、竹芝に到着。
まずやることは乗船券の引き換え。旅行会社から送られてきたコレだと船に乗れないので、窓口で正式な乗船券に引き換えてもらいます。
ちなみに今回の旅行は、往復交通費と宿泊費がセットになったプランを申し込んでます。
客船+客船プラン 民宿 よそうべえ【現地2泊】
お値段は船等級アップ料、保険料、配送料諸々込みで31,200円。
往復の乗船券をもらったあとは必要事項を記入します。普通に申し込むと2等の和室か椅子席なんですが、行きの船は3000円プラスして特2等にランクアップしてます。
第一待合所の椅子がほぼ埋まっていて絶望したんですが、この看板の奥にある第二待合所はほどほどに空いてました。ここで30分少々時間を潰します。荷物を預けたりしない場合はもうちょっとギリギリに来てもよかったのかなーと。
寝床に到着。まくら、毛布があって、カーテンもあって、コンセントもある!3000円払う価値ありすぎる。
コンセントを独占できるのはありがたいことです。心置きなくすべての機器をフル充電。
小雨が降っていてかなり寒かったんですが、甲板には夜景を楽しむ人がたくさん。
私も持ち込んだビールを片手に夜景を堪能。今思えばこれが船酔いの原因だった気がしなくもない。
近くでは酒盛りが始まってて羨ましい限り。みんなでわいわいする旅も楽しそうでいいなー。
船内にあるお酒の自動販売機は免許証が無いと買えない仕様。無免許の私涙目。
甲板でビールを1缶飲み干し、自分の寝床に戻り、Amazon videoで映画を見ながら晩酌。
乗船中ほとんどの時間が圏外になるので、Amazon videoでいくつか映画を事前にダウンロードしてます。溜まっていたウォッチリストが消化できる絶好の機会でした。
映画をみつつ、眠くなったら素直に寝て、目がさめたらまた映画、っていうのを繰り返していると朝に。
コンビニで買っておいた朝食を甲板で食べてから、また寝床へ。一晩中ゆるやかにずっと揺られていて、さすがに具合悪くなったのでごろごろして過ごします。お酒を飲まなかったらこんなことにはならなかったのか、ちゃんと酔い止めを飲めばよかったのか。
帰りは神津島港から出発
東京に戻る日の朝はすっごく風が穏やか。そのおかげでこの日の出港は多幸湾ではなく神津島港になりました。ここだと村落から徒歩で移動できて楽ちんなのです。
帰りは2等和室が確保されていたのですが、船内の案内所に言ってもらえれば2等椅子席への変更が可能である、とチケット引き換え時に教えてもらいました。
一応現場を見てから判断しようと思い和室をチェック。隣との距離がかなり近い…これは…と思い速攻椅子席に変更をお願いしました。
和室のほうが人気ということで、椅子席は選び放題でした。どの辺がいいですかーと希望を聞かれたので「端っこだったらどこでも!」と言ったら部屋の隅っこを確保してもらえました。ガラガラだったので隣に荷物も置けちゃう。
「兵吾(難波)」こじんまり感が妙に落ち着く…風の森3種が飲める立ち飲み屋
なんば駅をおりて商店街を通り抜け、向かった先は「兵吾」という立ち飲み屋さん。「風の森」の暖簾のおかげで迷わずにたどり着きました。
目当てはもちろん「風の森」です。といってもとんでもなく沢山の種類があるわけではなく、日本酒はシンプルに「風の森」の秋津穂、露葉風、雄町、この3種のみ。
3種類すべて飲む気満々だったので、上から順に飲むことにします。まずは食用のお米でつくられた「秋津穂」(400円)。長期戦を考慮して小サイズにしました。フレッシュで発泡感があって、昼から飲む日本酒1杯目として文句なしに最高。
二杯目は「露葉風」(500円)。露葉風(つゆばかぜ)は、奈良県のみが奨励品種として採用し栽培している酒米だそうです。
秋津穂よりもしっかりした味ですが、後味に風の森っぽさがありました。そして微発泡。
アテに注文したのはなめろう。一人飲みにはちょうどいいサイズ感。
そして三杯目は「雄町」(500円)。お姉さんが、「雄町、お待ち。」って言ってだしてくれるのが大阪っぽくてたまらない・・・!
ウニ数の子(300円)。甘苦さがたまらない、あぁ美味しい。これをちびちび舐めつつ日本酒っていうのが至福すぎて、ついに普通サイズで日本酒を注文。
お会計は2800円。1軒目から気に入りすぎて、予定よりも飲みすぎてしまったぐらいには居心地がよかったです。お店が禁煙だったらたぶん移動せずにずっと入り浸っていたと思います。