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女一人神津島の旅 - 民宿「よそうべえ」に二泊三日お世話になりました

二泊三日、神津島でお世話になったのは「よそうべえ」という民宿。
神津島には民宿、旅館、ホテルと色々あるので宿を決めるのはなかなか大変です。決め手となったのが宿の口コミサイトやブログだったので、私も誰かの参考になればと思い、よそうべえの感想を書いておこうと思います。

宿への移動はお母さんの車で

2016.11.3-5 神津島
神津島多幸湾に到着後、よそうべえのお母さんが運転する車に乗って民宿に移動します。同じ船だったご夫婦とあいのりです。多幸湾は村落から結構離れているので、おむかえがあるのは大変ありがたかったです。


民宿の場所は、海からそこそこ近く、天上山にも歩いていけなくはないっていう距離感のところにあります。説明しにくい。

宿に到着

2016.11.3-5 神津島
こちらがよそうべえ外観。扉を開けるともうここは完全に田舎の親戚の家!って感じでとても懐かしい雰囲気が漂う一軒家。田舎出身のわたしは玄関を入って速攻心をぐっと掴まれました。

2016.11.3-5 神津島
廊下を通って2階の奥の部屋に案内され、

2016.11.3-5 神津島
とても日当たりの良い角部屋へ。本来は3人泊まれる部屋なので、ひとりだと広い。

2016.11.3-5 神津島
窓を開けると海がちらっと見えます。部屋から海が見れるのはテンションあがるー!
海のレジャーを楽しんでいたお隣さんはベランダにウェットスーツを干されてました。

2016.11.3-5 神津島
内側からはドアノブの出っ張りを押して鍵が掛けられますが、外出時は鍵が掛けられないタイプ。金庫もないので、貴重品は自分でしっかり管理。

2016.11.3-5 神津島
洗面所は2階に3つ。

2016.11.3-5 神津島
お手洗いは2つ。確か1階にもお手洗いらしき扉が見えましたが使ってないので不明。
ウォシュレットではなかったですが、2つとも洋式です。

1階にはお風呂場もあるんですが、わたしは温泉に行ったため宿のお風呂は利用しておらず、詳細は不明です。ぱっと見た感じ、そんなにすっごく広い感じもなく、極普通のお風呂っぽかったような。

2016.11.3-5 神津島
ここが食事をするお部屋。朝と夕、お母さんの「できましたよ〜」の呼び声でみんな集まり、二泊三日の間4グループ揃って食事をとってました。
食事の用意はお母さんが恐らくひとりでやっているようで、すべての料理がアツアツの状態で提供されるというわけではないです。これに関しては事前にレビューを見て分かっていたので特に気にしませんでした。別に冷めてても美味しいし、あたたかいものもありますし。それよりもなによりも、毎度ボリュームがすごいし日々メニューは変わるし美味しいしで、食事の満足度はかなり高かったです。美味しすぎて完全に食べ過ぎな三日間でしたもん。

ご飯がついついすすんでしまうボリューミーなお食事

2016.11.3-5 神津島
一日目夜。おかずの種類の多さにびっくり・・・!ご飯はテーブルごとお櫃に入っているので、私は1つのお櫃を独占。もうおかわりし放題です。キンメの煮付けは美味しいし、お刺身は美味しいし、ご飯がすすみまくり。

2016.11.3-5 神津島
二日目朝。とても健康的な朝食。写真だとあまりインパクトが無い感じになってますが、実際に食べてみるとこういうシンプルで普通の日本の朝食っていいもんですよ。

2016.11.3-5 神津島
二日目夜。揚げ物が天ぷらじゃなくてフライに変わってました。海老とイカのフライは、温かくはないもののサックサクでプリプリで美味しい。魚ももちろん美味しい。この日一番やばいうまい!って思ったのが「ところてん」。今まで食べた中で間違いなく一番美味しかった。ところてんがすごいのかタレがすごいのか、その両方の相性が抜群だったのかは不明ですが、とにかく美味しかったんです。いいところてんだったなー。

2016.11.3-5 神津島
三日目朝。二日目までは、ご飯のおかわりは1回しかしていなかったんですが、この日の朝食はついに2回おかわり。完全に胃が大きくなってる。

ベランダからの景色がなかなか

2016.11.3-5 神津島
村落の中にある一軒家なのですっごくひらけた眺望ではないですが、ちゃんと海が見えるのはポイント高い。

2016.11.3-5 神津島
この景色も好きです。ベランダでビールを飲みつつ夕焼けをみて、夕ご飯ができるのを待つ、ってよくないですか。

2016.11.3-5 神津島
深夜、目がさめてしまってベランダにでてみたらこの景色。あぁここに泊まってよかったなって思いました。

よそうべえの感想まとめ

  • お母さんと宿泊客との距離感がよかった。すごく絡んでくることはないけど、適度に会話してくれる。
  • 壁が薄めなので他の宿泊客の会話が少々聞こえる。深夜まで騒ぐような人はいないから特に問題なし。
  • 布団は押し入れから自分でだすタイプ。すごくふかふかなお布団ではないですが、ぐっすり眠れたので問題なし。
  • 室内犬がいる。戯れたかったけどあまり宿泊客とは会わないように配慮されていた…遊びたかったな。
  • 天上山登山口まで車で送ってくれてとても助かった。
  • 食事の満足度が高かった。←コレ大事


他の宿に泊まっていないので比較はできないですが、よそうべえは間違いなくオススメです。

女一人神津島の旅 - 島の有名スポットをぶらぶら散策

10時過ぎ、神津島に到着。民宿に荷物を置いて、夕御飯の時間まで島を散策することに。自転車をレンタルしようか迷ったのですが、この日はとんでもなく風が強かったっていうのと、神津島は坂が多くて自転車はなかなかきついと聞いていたので、徒歩とバスで移動することにしました。

前浜海岸

2016.11.3-5 神津島
宿から歩いて数分、目の前に真っ青な海が広がります。

2016.11.3-5 神津島

2016.11.3-5 神津島
海岸には水配り像があります。

2016.11.3-5 神津島
この日はものすごく風が強くて、海は大荒れ。青いっていうか白い。カメラのレンズも眼鏡のレンズもあっというまに細かい水滴がびっしり。


もはや風の音しか聞こえない。

ありま展望台

2016.11.3-5 神津島
前浜海岸から南の方角へ。ここからは坂道が延々と続きます。

2016.11.3-5 神津島
Googleマップを見てもいまいち場所がわからなかったんですが、道標通りに進めばOK。

2016.11.3-5 神津島
遠くに十字架を発見。

2016.11.3-5 神津島
到着!前浜海岸から30分少々かかりました。

2016.11.3-5 神津島
いい景色なんですが、

2016.11.3-5 神津島
風がとんでもなく強かったので、ちょっとだけ海を眺めて即退散。

よっちゃーれセンターで漬丼定食

2016.11.3-5 神津島
お昼を食べに、再び前浜海岸まで戻ってきました。

2016.11.3-5 神津島
2階にあがって食券を購入。

2016.11.3-5 神津島
漬丼定食1000円。ボリュームたっぷりだし味もいい!
提供までに30分ぐらいかかったので、時間に余裕をもっておくと安心です。

赤崎遊歩道

2016.11.3-5 神津島
ランチ後はバスに乗って、島の北側にある「赤崎遊歩道」に向かいます。

2016.11.3-5 神津島
赤崎遊歩道のバス停に到着。バスは1日にたったの三本。帰りのバスは2時間後なので、歩いて帰ることが決定。前浜海岸から赤崎遊歩道までの道のりはそんなに起伏が激しくないので、自転車できてもよかったかも。

2016.11.3-5 神津島
木製の遊歩道に飛び込み台。うん、これは夏にきたら絶対楽しそう。夏に来たほうがいい。

2016.11.3-5 神津島
思っていたよりもそんなに高くない飛び込み台。

2016.11.3-5 神津島
バッシャーーーーーン。波がすごすぎて若干怖い。

神津島温泉保養センター

2016.11.3-5 神津島
強風にふかれ続けながら海岸を歩くこと1時間、へとへとの状態で神津島温泉保養センターに到着。

2016.11.3-5 神津島
脱衣所。ロッカーにカメラバッグがうまく入らなくて、無理やり押し込む。

2016.11.3-5 神津島
ドライヤーは3つ。

水着を着用すれば露天風呂にも入れるんですが、持っていかなかったので内湯のみ堪能。低温のバブルバス最高です。気に入りすぎて次の日も入りにきました。

夕焼けを見ながら宿にもどる

2016.11.3-5 神津島
すっごく綺麗な夕焼けだったんですが、風は相変わらず強め。

2016.11.3-5 神津島

2016.11.3-5 神津島


徒歩なのでそんなにたくさんの場所をまわることはできませんでしたが、のんびりぶらぶらするのも中々いいものです。
いやけど免許を持っている人は絶対レンタカーでの移動がいいと思います。

女一人神津島の旅 - 見どころ満載で半日たっぷり楽しめる天上山トレッキング

2016.11.3-5 神津島
神津島にやってきた目的でもある、天上山のトレッキング。たっぷり堪能したかったので、旅行2日目は登山と温泉の予定しか入れてませんでした。恐らく相当つかれるであろうし。

そんな天上山の標高は571.8mとかなり低め。高尾山の標高は599.3mなので、ほぼ高尾山ぐらいって考えると難易度はかなり低めと思うじゃないですか。実際に登ってみたらそんなに楽勝感はなく、天上山全体を堪能しようとすると見どころが満載でかなり体力をつかうことになります。

行きは黒島登山道、帰りは白島登山道

2016.11.3-5 神津島
登山道は2つ、黒島登山道と白島登山道があります。民宿のお父さんが車で送ってくよーと言ってくれたので、お言葉に甘えて黒島登山道の入り口まで送ってもらいました。30分ぐらい時間が短縮できるのでほんとうにありがたかった!

2016.11.3-5 神津島
トレッキングポールは持参していなかったので、入り口にあった杖を一本お借りします。
8:50、登山スタート。

2016.11.3-5 神津島
植物がわさわさ覆い茂っている間を進みます。

2016.11.3-5 神津島
岩を登るところも何箇所か。普通のスニーカーでも登れますが、トレッキングシューズじゃないとちょっと怖いなーという感じの道が結構あります。

2016.11.3-5 神津島
見晴らしは常に最高。日陰がないので帽子はあったほうがいいです(忘れました)。

2016.11.3-5 神津島
あっという間に九合目。

2016.11.3-5 神津島
黒島登山道、最後の上り。

2016.11.3-5 神津島
9:48、10合目到着。写真撮りつつのんびり登ったので1時間ぐらいでした。早い人だと30分少々で登れちゃうらしい。

2016.11.3-5 神津島
山頂MAP。できるだけたくさんの場所を見て回りたかったので、千代池に立ち寄った後はぐるっと時計回りに進んでみます。

千代池

2016.11.3-5 神津島
千代池までの道のりは、背の高い草が覆い茂った道を進みます。巨大迷路に迷い込んだような気分になります。

2016.11.3-5 神津島
上から見下ろした千代池。水がちゃんとあった池はここだけでした。

2016.11.3-5 神津島

表砂漠

2016.11.3-5 神津島
ジブリにでてきそうな道。

2016.11.3-5 神津島
一気に視界がひらけて、背の低い草木の間を通って進みます。

2016.11.3-5 神津島
そして突然、砂だらけの道に。山頂っぽくなくてびっくりします。

2016.11.3-5 神津島
表砂漠到着。

天上山最高地点

2016.11.3-5 神津島
一番高い場所なだけあって見晴らし最高。風の強さも最高。ということでささっと次の場所に向かいます。

不入りが沢

2016.11.3-5 神津島
「はいらないがさわ」と読みます。水配りの神話の舞台となった場所なんだそうな。

ババ池

2016.11.3-5 神津島
ババ池周辺の道は草木がすごすぎで、道はほんのりとしか見えません。草木の攻撃がすごいので、肌を覆った服装がおすすめです。長袖とタイツで手足を覆っていたものの、かなりチクチクしました。

2016.11.3-5 神津島
ババ池はパスして、違うルートを進んだ方がきっと快適です。

天空の丘

2016.11.3-5 神津島
場所のネーミングにぐっとくる・・・!景色も素晴らしい。他の伊豆諸島の島々もちゃんと見えます。

不動池

2016.11.3-5 神津島
どこからどうみても「君の名は。」っぽい。

2016.11.3-5 神津島
色々な角度から写真を撮りまくる。

2016.11.3-5 神津島
池の畔にあるベンチでお昼にします。民宿の近くにあったパン屋さんで買ったメロンパンとホットサンド。

新東京百景展望地

2016.11.3-5 神津島
ここは伊豆諸島の島々と、三宅島が一望できる場所。景色がいいところが多すぎて、ここが特別すごい!!って感じはなくなってきます。全部満遍なくいい景色。

2016.11.3-5 神津島
神津島の断崖絶壁がかっこよい。

裏砂漠

2016.11.3-5 神津島
表と比べるとこっちの方が砂漠感たかめ。ガラーンとしか雰囲気がより砂漠っぽい。

2016.11.3-5 神津島
人は極たまにしか遭遇しないので、完全に一人の世界に浸れます。考え事が捗る捗る。

裏砂漠展望地

2016.11.3-5 神津島
裏砂漠の東側には絶景の展望地が。もはやたそがれることぐらいしかやることない。

2016.11.3-5 神津島
また裏砂漠に戻り、表砂漠経由で白島登山道へ向かいます。

2016.11.3-5 神津島
砂漠の中にも道っぽいものがあります。地元の方が整備してくれているんでしょうか。

2016.11.3-5 神津島
表砂漠、通るの2回めだしさくさく進もうと思ってふと海の方をみると、これまた見事な光のカーテンが。海がところどころ照らされていてしばし見とれてしまう。同じ場所でも通る時間によって全然景色がかわってくるので、表砂漠2回通過も悪くない。むしろ2回通過してよかった。

白島登山道で下山

2016.11.3-5 神津島
物語の世界のような小道を通り、

2016.11.3-5 神津島
14:02、杖を返して終了と思ったらここはまだ下山道の中間地点ぐらいで。ここから先は岩の道になっており、疲れでちょっと気を抜いていたら石のところで滑って前のめりに転倒する始末。下山時はほんと要注意です。

この後は宿に荷物を置いて、最終バスに乗って温泉へ。登山のあとの温泉ってなんであんなに幸せな気持ちになれるんでしょ。

2016.11.3-5 神津島
温泉に入って、バスはもう無いから歩いて帰るぞって外に出たらこの景色。最高かな。